「あきらめない気持ちが大切」神戸モンキーズ劇場の舞台で感じること。
神戸フルーツ・フラワーパーク内にある「神戸モンキーズ劇場」は、関西初のモンキーパフォーマンスショーを行う常設劇場です。ほぼ毎日、お猿さんたちが舞台で素晴らしい演技を披露しています。
今回は、お猿さんが頑張る舞台の実際の様子をご紹介します!
実は売れっ子なお猿さんたち
神戸モンキーズ劇場で日々パフォーマンスをしているお猿さんたち。実はテレビや映画で大活躍中の売れっ子お猿さんです。
最近では2018年6月に公開された映画「パンク侍斬られて候」に出演。ロビーには豊川悦司さんや綾野剛さんをはじめ、共演者の方からのサインがたくさん並んでいました。
厳しいギャランティシステム
神戸モンキーズ劇場に所属しているのは13組のコンビ。この中で劇場のステージに立つことができるのはたった「4組」だけです。その4組は、ギャランティシステムのランキングによって決定します。
※【神戸モンキーズ劇場のギャランティシステム】入場料、観覧料は無料。お客様がショーを見た後「面白い」「すごい」と思った評価を出口で支払います。金額を決めるのはお客様です。
お猿さんとトレーナーは来月の劇場出演権を得るため、プライドをかけて競っています。なんと厳しい世界なのでしょうか……!
楽しいだけでなく、ウルっときちゃう場面も
この日に観覧したのは「くら&とし」のコンビ。現在2位(2018年9月時点)です。来月の出場権と今月1位を目指し、舞台に臨みます。
舞台中、あまりにも自然に「立っている」ので特別難しいことでないように思ってしまいますが、お猿さんは4足歩行。2足歩行するだけでもすごいことなんですよね。
それに加えてこの演技力。トレーナーのとしさんに合わせてバツのポーズをとるくらのすけくん。「か、かわいい……」「かしこいなぁ……」と何度も声が漏れました。
くらのすけくんのパフォーマンスの上手さにも目を奪われますが、トレーナーのとしさんの進行、話術の巧みさも光ります。としさんのノリのよさに乗せられて、最初はまわりと合わせて様子を見ていたお客様から、自然と拍手が沸くようになりました。
大技の一つ、竹馬です。小さいくらのすけくんが、こんなにも長い棒を使って悠然と舞台を歩きます。「どれだけ練習をしたんだろう……」と舞台裏の努力を思って、少しホロリとしました。
このあとさらに大きな技を見せてくれましたが、それは実際に劇場でお確かめください。高難度のパフォーマンスに、拍手をしすぎて手が痛くなりました。
「あきらめない気持ちが大切」をテーマに
ショーの後のくらのすけくん。としさんに話をうかがっている間も、かわいくポーズをとってくれていました。
「パフォーマー(トレーナー)は、『あきらめない気持ちが大切』をテーマにパフォーマンスしています。あきらめずにチャレンジするお猿さんたちの姿を見て、お客様に何かを感じ取ってもらえたらうれしいです」と優しい表情で話してくださったとしさん。
ステージとうって変わって、ものすごく静かな方でした。くらのすけくんも、としさんも「千両役者」という言葉がピッタリです。
トレーナーの方は、日が暮れるまで1日のほとんどをお猿さんと過ごすそうです。その日々の積み重ねが、チャレンジを支える絆につながっているんだと強く感じました。
今日もお猿さんとトレーナは切磋琢磨中
ギャランティシステムという厳しい世界で切磋琢磨するお猿さんとトレーナー。その高い技術と強い絆を感じることのできる舞台は必見です!
神戸フルーツ・フラワーパークにお越しの際は、神戸モンキーズ劇場にもぜひ足を運んでみてください。
なお今後の公演日程は、こちらの公式サイトにてご確認ください。
神保保第0514002号