期間限定のちぢみほうれん草、食べなきゃ損!!

期間限定のちぢみほうれん草、食べなきゃ損!!

そろそろ厚手のダウンコートが必要になってきた11月の終わり頃、
神戸市北区の新しい特産品である、ちぢみほうれん草の取材に行ってきました。

みなさんは、ちぢみほうれん草と普通のほうれん草の違いをご存じですか。

ちぢみほうれん草は、冬の寒さを利用する「寒締め栽培」で収穫した、ほうれん草のことです。

寒さに一定期間あてることで、葉が分厚く、味が濃く、甘みが強く、しかもビタミンCやカロテンなどの栄養価もパワーアップします。

ちぢみほうれん草って、実はものすごい実力を隠し持ったほうれん草なんです!


ちぢみほうれん草を栽培するきっかけは、大沢町の生産部会で農家さんたちが集まり、
北区の凍てつくほどの寒い気候を活かして、何か特産品を作れないかと相談したことが始まりです。

その後、実際に岐阜県へちぢみほうれん草の栽培を視察に行き、ちぢみほうれん草の甘さに、
只々びっくり!

こうしてちぢみほうれん草の栽培がスタートしました。

白杦さんは12月上旬から翌年3月中旬頃まで継続的に収穫できるよう、
種を蒔く時期を変えて栽培しています。

ちぢみほうれん草を栽培する上で大変なことは、
「種を蒔く時期を見極めること、発芽するまでの水管理、冬をむかえるまでの防虫対策。」と白杦さんは話します。

そもそも白杦さんが農業を始めた経緯は、
会社勤めをしているとき、たまたま農業の本を手にしたことがきっかけ。

本を読んで、「農業で起業したい!」と思い、
神戸市西区にある楽農生活センターの就農コースで1年間勉強し、
多種多様な野菜を作ってきたそうです。

それから13年、
「農業を始めてよかったです。最初、農業は農家出身の方でないと難しい仕事だと思っていましたが
意外と敷居が低く、誰にでも挑戦できる仕事だと思いました。」

今後について、
「技術を磨き将来的には、無農薬野菜の栽培にも挑戦していきたい。」
と野菜をみる白杦さんの表情は穏やかです。

どうやったら若手就農者が増えるかと聞いて見たところ、
「当たり前のことですが、やりがいのある仕事だと言うこと、生産者人口が減少するなか、
誰でも稼げるチャンスがあるということを発信していく事も大事だと思います。」

最後に、白杦さんのお勧めのちぢみほうれん草の食べ方を教えていただきました。
「普通のほうれん草と同じように、おひたしやごま和えはもちろん、
アクがほとんど無く、サラダにしても美味しいです。」

「とっておきは、ちぢみほうれん草のしゃぶしゃぶ!鍋に入れてポン酢でどうぞ。」


FARM CIRCUSでの販売は、12月上旬~来年3月下旬までを予定しています。

サラダやお鍋に、ちぢみほうれん草を堪能してくださいね!

※記事は2023.11.27時点の内容となります。
【記・撮影 FARM CIRCUS】

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