地元の素材でジェラートを作り、地産地消をもっと身近に

地元の素材でジェラートを作り、地産地消をもっと身近に

地産地消をあそぼう!を合言葉に生まれた、
道の駅 神戸フルーツ・フラワーパークのなかにあるFARM CIRCUS。
3つの小屋からなるFARM CIRCUSには、MARKETやCAFE、BAKERY、食堂、RESTAURANT、YARDなど
さまざまな場所で、地産地消を堪能できる、メニューやコンテンツが隠れています。

そんなFARM CIRCUSのなかにあるCAFEで、
OPEN当初から人気をみせるのが、ジェラート。
地元の食材をふんだんに使っているというジェラートを生みだした
栖原美佐子さんにお話をお伺いしました。

FARM CIRCUSのある神戸市北区にジェラテリアPOCOを構える栖原さん。
もともとは、15年前に旦那さんと一緒にイタリア料理店を開業し、
現在ではお店の営業に加え、料理教室を行ったりと様々な活動を行っています。

ジェラートを作るにあたって、まず本場イタリアに足を運んだ栖原さん。
ジェラテリアを6軒ほどまわり、郷土食を大切にしているイタリアならではの産地の近さから生まれる美味しさ、
力強い地元の素材の魅力をいかに引き出すかの大切さを学んだそうです。
現地で仲良くなったイタリア人からも、是非日本で挑戦してみて欲しいという言葉に背中を押され、
地元神戸の食材を使ったジェラート作りに挑戦しました。

まず、目をつけたのが、米作りが盛んな神戸市北区で作られている米粉。
酒米である山田錦が多く作られているため、大吟醸にする際に削られる米を活用し、ジェラートのベースにしました。
そこにあわせるのは、地元で季節ごとに採れる様々な食材。
大沢いちごや甘いスイートコーン、ブルーベリーや抹茶など、様々な食材を厳選し、ジェラートを考案しています。

地元の米粉にこだわったため、荒削りな米粉も多く、最初は苦戦したそうですが、
今では、食材の果汁の味わいがしっかり感じられると評判のジェラートが完成しました。
なかには、茄子など野菜を使ったジェラートも考案されており、
出来る限り地元の魅力をジェラートで伝えるために試行錯誤しているそうです。

今後も、ジェラートとしては馴染みのない様々な食材も挑戦してみたいと話してくれた栖原さん。
FARM CIRCUSに足を運んだ際は、是非季節の地元食材をジェラートで味わってみてください。

取材日:2017年7月11日 取材場所:ジェラテリアPOCO(神戸市北区) 取材・執筆:濱部 玲美 写真:片岡 杏子/福原 悟史

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